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カーネステン膣錠とカーネステンクリームの違いは何?それぞれの特徴を紹介!

2020年03月14日
危険なウィルス

膣カンジダ治療薬の主なものは、白癬菌などに近いカンジダへの増殖抑制作用を持つ抗真菌剤を有効成分として配合しているタイプです。1976年に開発販売されて以降、40年を超える期間にわたって医療現場においても第一選択薬として不動の地位を占めているのが、カーネステンクリームになります。日本ではエンペジドクリームの名前の方がなじみが深いようですが、効果の高さは臨床試験においても明らかで有効率は88%以上と、正しい使用法を行う限り膣カンジダによるかゆみや発赤、カッテージ状のオリモノの増加などの辛い症状を速やかに軽減し、治癒させることができます。ところでカーネステンクリームと同様の有効成分を配合していながら、薬の仕様が異なるカーネステン膣錠というものが用意されています。

同じ薬理効果を持つ治療薬でありながら、形状の違うものが用意されているのでしょうか。これはカーネステンクリームとカーネステン膣錠の特徴の違いにあります。膣カンジダは膣にカンジダが異常増殖することが原因ですが、患部は大きく分けると2カ所に分かれます。まず自分の肉眼でも状態を確認出来る外陰部。外陰部は膣の入り口の前方に位置するので、クリームを塗るのに困難を覚えることはありません。特に外陰部に発赤や発疹などが出現したときには、カーネステンクリームを塗布することで速やかに症状の鎮静化を期待することができます。

これに対して膣の場合は、体表近くを除外するとカーネステンクリームなどの一般的な外用薬では患部に隈なく塗布するのは困難です。これは外陰部と膣の解剖学的違いに起因しますが、いずれにせよ外用薬で膣内部の症状をコントロールするには限界があります。これに対してカーネステン膣錠は膣に錠剤を挿入してとどめ置くと、内部で溶解しクリーム状に変化します。通常の錠剤とは異なり、膣内部で溶解しやすい構造が採用されているので、クリームでは十分ケアすることができない膣全体の炎症部位などをカバーすることが可能です。

このようにカーネステンクリームとカーネステン膣錠には、効能の作用の仕方に違いがあります。それぞれの長所を生かし、端緒を補うためにカーネステンクリームとカーネステン膣錠は併用することで膣カンジダの迅速な回復を期待できます。膣カンジダは治療薬に良く反応するのは確かですが、再発することが多い側面ももっています。クリームタイプと錠剤タイプを組み合わせ、確実に治癒させるのは再発を防ぐうえでも大事な視点です。