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カンジダ治療で有効なカーネステンクリームの副作用は?炎症などの皮膚トラブルに注意

2020年03月21日
泣いている女性

カーネステンクリームは臨床現場でカンジダ治療薬として投与されて40年以上にわたる実績があり、高い治療効果と副作用の出現のリスクが少ないことから、効果と安全性のバランスがとれた治療薬との評価が定着しています。カーネステンクリームは有効成分に、クロトリマゾールを配合しているのが特徴です。クロトリマゾールにはカンジダを初めとした真菌類に対する高い有効性が確認されており、人体への毒性が弱い特徴を持っています。カンジダなどの真菌類などの増殖にはエルゴステロールという物質が必要です。カーネステンクリームの有効成分・クロトリマゾールには、このエルゴステロールの生成を活性化する酵素の働きを阻害する作用があるので、カンジダの成長を妨げ、増殖も抑制するので最終的に殺菌作用をもたらすわけです。この点、人間の細胞にはエルゴステロールは存在しない物質なので、人体の細胞の成長などに悪影響を与える心配はありません。そのおかげでカーネステンクリームは人体への安全性が高い作用機序を有すると考えられているわけです。

しかし治療薬である以上、カーネステンクリームにも副作用のリスクは存在しています。ただし、外用薬なので有効成分は塗布した箇所に作用することになり、体内への吸収もわずかです。そのため有効成分が全身を循環する飲み薬などに比較すると、報告されている副作用は少なくなっています。

具体的にカーネステンクリームで奉告されている主な副作用は、発赤や刺激感や炎症やびらんなどです。これらはいずれも塗布した箇所で発生する刺激症状。程度が軽微にとどまっている場合には位置的に塗布を中止すれば短期間で回復するのが一般的なので、さほど心配することはありません。しかしまれに全身の皮膚に水ぶくれや発赤などが、短時間で急激に進行する深刻な副作用が出現することがあります。そのため刺激症状と見られる場合でも、塗布した箇所を越えて症状が見られたり、痒みなどの自覚症状の程度が強い場合には直ちに使用を中止し、医師や薬剤師などの専門家に相談することが必須です。刺激などを引き起こさないために塗布してから、強くこすりつけるような行為は控えてください。広範囲のびらんや目(結膜や角膜)などに使用することも適応は無いので注意が必要です。

また種類を問わず、過去に過敏症の既往がある場合は、事前に専門家に相談し慎重に投与することが求められます。患部に適量を塗ることで安全で効果的に使用するのが基本です。