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カンジダを放置するリスクには何がある?症状が軽くない場合は治療が必須

2020年03月17日
女性を診ている医者

カンジダの主な症状は外陰部や膣などのかゆみや発疹・灼熱感や、特徴的なかゆ状のカッテージチーズに似たオリモノの増加などです。適切な治療をしないで放置しておいても、自然治癒することはほとんどないので辛い自覚症状に長期間にわたり悩まされることになります。しかし辛いだけの自覚症状がさほどひどいレベルに至っていないには放置されていることも。膣カンジダなどを放置することには、どのようなリスクが存在しているのでしょうか。

常在菌であることから体力などが低下したことをきっかけにして、膣カンジダを発症することが多いので治療と再発を繰り返しているうちに、軽く見られがちですが不妊症になるリスクは指摘されています。慢性的に膣や子宮頚部が炎症状態にさらされることで環境が変化し、精子が子宮内部に移行することが妨げられる可能性があるからです。また、一度活性化し増殖を繰り返すと、治療薬を投与しないかぎり炎症の程度は次第に悪化し、かゆみや発赤の程度がひどくなったりオリモノの分泌量が増加するなど、日常生活に支障をきたすことも想定されるところです。デリケートゾーンの深い症状は、QOLを著しく損なうため適切なケアで治療する姿勢が求められます。

ところで最近では新型のカンジダが発見され、アメリカなどでは公衆衛生上の大きな脅威と認識され警戒されています。それがカンジダ・アウリスという新種の真菌で、2016年には4人の死亡例が報告されているようです。この新種のカンジダの特徴は、現時点において医療現場で投与されている抗生物質や抗菌剤のほとんどが効果を発揮しないということにあります。実はこの新種の菌は2009年に日本医おいて初めて確認されています。それ以降もアメリカ以外にもイギリスや中東・アフリカなど世界各地で発見されていることから、すでに世界各国で蔓延していると考えることも出来そうです。

幸いなことにまだ広汎な流行を見るほどに定着してはいないようですが、不適切な治療を繰り返した結果、抗菌薬などに耐性を獲得した可能性もあります。膣カンジダは性行為を通じてパートナーに感染することも多いので、一度発症をみたらパートナーと一緒に治療に取り組むことが重要です。対せ菌の出現を防止する観点からも、治療薬は用法用量を順守して必要な期間、投与をわすれずに使い切ること求められます。比較的身近な一面もありますが、放置しないで治癒させるように注意してください。